肥満税と聞いてビビるちょっと太めの方は多いかもしれません。
は?デブにさらに税金ってヒドくない?
と思ったかもしれません
確かに、
肥満でイスとか便座が壊れるとか
バスや電車が重いとか・・
国の医療費が余計にかかるとか
でも違います。
肥満の人から税金を取るのではなく、肥満の原因になる食品のメーカーなどから税金を取るというのです。
甘いもの、ジャンクフードが税で値上がりすることで、食べる量がへり個人が健康になることで国にとっても
医療費が減る
税金で医療費が補填できる。
健康な人が増えれば国の生産性があがる
などメリットは多いです。
それでは肥満税にはどんなものがあるのでしょう
目次
各国の肥満税
台湾のジャンクフード税
世界で始めてジャンクフード税が導入されると2009年に発表され2011年に実施されるかもしれないと報道されましたが、実際に導入されたかどうか不明です。
ただし各国や食品業界にインパクトを与えたことは確かです
この後、次々と肥満税が導入が検討、導入されています。
ルーマニアジャンクフード税
2010年1月にファストフードや飲料を含むジャンクフードに肥満税を課すことを決定
デンマークの脂肪税
2011年10月にバターやピザなど脂肪分が多い食品に脂肪税を導入しましたが、1年後の2012年12月末で廃止しました。
デンマークはドイツと面しており、国土も日本の10分の1、人口も兵庫県と同じぐらいということで、ドイツに買い物に行く人が多くなり、脂肪税は1年で廃止されたということです。
メキシコ 肥満税
2013年に法律が可決
高カロリー食品すべてに8%の肥満税、炭酸飲料には1リットル当たり1ペソ(約8円)の課税
ハンガリーのポテチ税
2011年9月にポテトチップスなどに税金が課せられる肥満税できました。
ポテチ税といいながら肥満税ですので炭酸や塩分糖分の多いジャンクフードには課税されます。
ちなみにファーストフードには課税されていないようです。
フランスソーダ税
2011年12月に甘い炭酸飲料に課税するソーダ税(砂糖税)を導入
米カリフォルニアバークレー ソーダ税
2015年1月ソーダ税
ベルギー 砂糖税
2016年1月に甘いソフトドリンクに物品税を増税する形で導入
インドのジャンクフード税
ケララ州で肥満税
レストランチェーンで14.5%を課税
その後、インド全域で肥満税を課税を検討
米ペンシルベニアのソーダ税
フィラデルシア2017年ソーダ税
ポルトガル 砂糖税
2017年砂糖税
タイ 砂糖税
2017年9月に砂糖税を砂糖税を導入
フィリピン 加糖飲料税
20181月に甘い飲料に「加糖飲料税」を導入し1リットル6ペソ~12ペソ課税
イギリス砂糖税
2018年、砂糖税が導入
100ml当り5~8gの砂糖が入っている飲料は1リットル当たり18%の税金
100ml当り8gの砂糖が入っている飲料は1リットル当たり24%の税金
となっているようです。
最後に
長年食品業界にいましたが、安くて利益がでて売れるものを商売ですので、多く販売する傾向があります。
ジャンクフードでいればスーパーマーケットではポテトチップスが圧倒的に売れます。
主力は60gほどですが、300kcal以上で、たんぱく質がほとんどありませんから健康にいいとは言えないです
しかし「売れるものを売る」のは仕方のないことです
政府がジャンクフードに肥満税をかけることで
「美味しくて安くて健康に良くないけど売れる」を
「美味しいけど高くて健康によくないし売れない」
ジャンクフードにするのは国民の健康にとってよいことだと思います。