ダイエットでランニングをオススメできない理由はツライわりに効果がないからです。
だって42.195kmのフルマラソンで使ったエネルギーが脂肪を燃やしたとしてもたった約350gですよ。
350gが多いか少ないかより、問題はマラソンがめちゃくちゃキツイということです。
2018年までの世界記録は2時間02分57秒で(2014年デニス・キプルト・キメット)
これが一般の走り慣れてる市民ランナーの平均でも4時間30分ぐらいですから
ダイエットしようと考えて今からマラソンをする人は6時間以上かかってもおかしくありません。
つまり、6時間走って350gって、ちょっと肉体的にも精神的にもキツすぎないですか?
目次
マラソンで脂肪1kgを落とすには何キロ走ればいいの?
1kgの体脂肪を減らすのに必要なカロリーは約7200キロカロリーです。
フルマラソンを走った場合、その体重にもよりますので2000~3000kcalを消費すると考えると平均2500Kcalを消費します。
脂肪1g燃やすには
脂肪にすると脂肪は約20%が水分ですので脂肪1gを燃やすには脂質を0.8g燃やします。
脂質1gは9kcalですので脂質0.8gは7.2kcalで燃やせます。
フルマラソンで平均2500Kcalを消費しますから、脂肪は約350gを燃やせる計算です。
これが1kgだとマラソンで走る距離は120.5kmを走ることになります。
考えるのも嫌になりますよね。
マラソンで都合よく脂肪だけが落ちるわけではない
マラソンなどのランニングをしたとしても都合よく脂肪だけがエネルギーとして使われるわけではありません。
細かい計算ができるわけではありませんが、脂肪だけが燃えるということはありません
筋肉も分解されエネルギーとして使われます
そうゆうわけで筋肉をつけながら、痩せたいという人にはますますオススメできません。
しかも、熱中症や脱水症状で健康を害さないようにランナーはスポーツドリンクやエナジードリンクで水分とたっぷりの栄養を補給しながら走ることになります
そうゆうわけで脂肪だけ燃焼させるというわけにはいかないのがマラソンなんです。
それでもランニングで脂肪を落とす方法
ランニングはマラソンのように一気に長時間走ると辛いです。
スポーツの中でも根性と忍耐力が必要な種目でしょう。
もし長距離を走るなら、毎日、少しづつ
- 3kmづつ走る
- 20分走る
など小分けにして1か月の合計で考えましょう
もし1日20分走れば1か月、合計約10時間走ることになります。
消費カロリーは体重65kgの人だと238kcalで合計1か月で7378kcal(脂肪にすると1024g)消費することになります。
つまり体重65kgの人が1か月毎日20分走ると約1kgの脂肪を燃やすことができます。
ダイエットは食事を減らすのが一番がイイ
ダイエットは結局のところカロリー収支をマイナスにすることなので
- 運動でカロリーを使うか
- 食事(カロリー)を減らすか
のどちらかです。
1日20分ランニングして約240kcalの消費ですから、1日3食として1回80kcalを減らせばよい計算になります。
80kcalはおにぎり半分、バナナ1本ぐらいです。
このような場合は別として、多くの人にとっては食事を減らす方が簡単なはずです。
最後に・筋トレにはアフターバーンがある
何度もいいますが、ダイエットはカロリー収支をマイナスにすることです。
運動も含めてすべてのダイエット方法がこのカロリー収支をマイナスにすることの手段です。
私は筋トレが一番短時間で効率的なダイエット方法だと考えています
それは、マラソンなどの有酸素運動に比べてカロリー消費を増やすアフターバーン(EPOC)があるからというのも一つですので下記の記事も読んでみてくださいね。
一日の消費カロリーを上げるには3つの代謝とEPOCがポイント。